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春は予防の季節です

 

 

 

 

 

(1)フィラリア予防(犬、猫も予防できます)

 


(2)狂犬病ワクチン(犬のみ)

 


(3)ノミ・ダニ予防(犬猫とも)

 


ワクチン予防接種 (接種時期はその子により異なります)

 

 

 


以下まとまりのない長い解説ですが、ご容赦ください

(1)心臓に虫が寄生する病気です。蚊が媒介するため京都府北部での予防期間は5~12月です。
 体内に入ってから1ヶ月後の虫にお薬が効くため、蚊がいなくなってからも投薬が必要です。
 最後の2ヶ月間はとくに重要ですよ。飲まし忘れに注意しましょう。また散歩しない室内犬でも  
 感染することはあります。予防が大事な病気です。

 

 

 

(2)狂犬病により毎年5万人以上が海外で亡くなっています。発症すると人や動物は、ほぼ100%死亡します。法律で狂犬病予防注射を毎年1回接種することが義務づけられています(20万円以下の罰金。先月H30年2月宮崎県で逮捕者がでました)
 H29年度福知山市の狂犬病接種率は74%(全国平均と比べても接種率高い)ただ未登録犬も含めると、7割を切る(蔓延する危険水準)可能性があります。現在国内になく人を守る法律ですが、万が一、国内に入ってきた場合、メディアで大々的に取り上げられワクチン不足になると予想します。その近くで飼われている狂犬病未接種犬とくに人を噛む危険性のある子(京都府では年間100件ほどの咬傷事故発生)は、捕獲抑留や何らかの処分対象になる可能性も十分に考えられます。大事な家族の一員を守るためにも、狂犬病ワクチンは毎年4〜6月に必ず接種しておきましょう。

 

 

 

(3)個人的な経験ですが、2~3年前から冬でもマダニに寄生するワンちゃん、ネコちゃんも増えてきました。またそれに伴い全国的に春から秋にかけてマダニからうつるSFTS(重症熱性血小板減少症候群: Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)に罹患する患者さんも目立っております(現時点で患者数319人、死者60人、致死率19% )とくに西日本は多いですね。
当初はこの病気に感染するのは、山へ山菜採りに行った高齢者がダニに噛まれ感染するんだろうと思っていました。しかし、2017年にSFTSウイルスに感染した犬やネコ(多頭飼育していたご婦人がネコに噛まれSFTS発症)から人が感染したという報告がありました。そのためマダニに咬まれて感染した動物の体液からもSFTSウイルスに感染する可能性があると厚労省より解説されています。マダニは一年中活動するため、ノミ・マダニ年中予防をお勧めしています。SFTSウイルスに感染すると白血球減少や血小板減少が認められ、発熱や胃腸風邪のような症状がでます。犬では不顕性感染(症状ない)といわれていますが、H29年度の獣医学術年次大会で発熱や血小板減少の症状を伴う犬の報告が学会発表されました。猫は重篤な症状を示すようで、なかなか鑑別が難しく見過ごされるケースが多いのではないかと思います。とくに春はマダニの発生が多くなるため注意しましょう。

 

 

 

○犬猫のワクチンは、大きく分けてコアワクチンとノンコアワクチンに分かれます。

コアワクチン:世界中で感染、重度の致死的疾患
       犬 ジステンパーウイルス、アデノウイルス、パルボウイルス
       猫 パルボウイルス、ヘルペスウイルス、カリシウイルス
       全ての個体(犬猫)に接種することをオススメしてます。 
ノンコアワクチン:地理的要因、流行地域により必要性
         犬 パラインフルエンザ、レプトスピラなど
         猫 猫白血病ウイルス(FeLV)、猫エイズ(FIV)、クラミジアなど
         レプトスピラ(人畜共通感染症)は、宮津で多く発生しており、綾部、福知山に

         おいてもたびたび発生報告(届出伝染病)されています。よく散歩する子で田んぼ、

         沼地、水たまりの水を舐める子は要注意ですよ(感染源はネズミの尿)
京都府北部の動物病院(全ての病院ではありません)では、コアワクチンの抗体検査を受け付けております。抗体価が陽性であれば、3年に1回の接種でも問題ありません。ただし、レプトスピラ(ノンコアワクチン)に関しては、毎年接種が必要になります。